最終審査に残った地元のコメの1つが、「チームちよだろまん」のあきろまんです。JAと千代田地域の農家が組んで、県民米あきろまんの食味を上げようと研究中のコメです。上位入賞とはなりませんでしたが、農家は手応えを感じていました。


ファーム八重145 中森司 代表
「300何点のうちの30番に入ったということで、もっともっと改良を重ねていけば、あきろまんも全国に誇れるコメになるんじゃないかと手応えを感じています」


裏方としてコンテストを支えたのが、炊飯を担当した町内の女性会です。


この日、炊いたご飯は、釜にして43個分。コメ研ぎから配膳までスケジュール通りに行いました。


北広島町女性会 山本幸 会長
「女性会のパワーをアピールできたんじゃないかと思います。本日は、本当にお疲れさまでした」


結果発表です。グランプリに輝いたのは、町を挙げて良質米の生産に取り組む茨城県大子町の藤田久人さんが出品したコシヒカリでした。


会場が湧いたのは、準グランプリの発表でした。

会場アナウンス
「準グランプリ、隅田英治さまです。品種は、コシヒカリです」


北広島町のコメが入ったのです。


準グランプリ 北広島町 今吉田 隅田英治さん
「やっぱり地域を元気にする。これが、基本だと思っております。もし、そういうことが可能ならばですね、地域が1つになって、ブランド米にしていければと思います」

組織委員長の町長も興奮した様子でした。


北広島町 箕野博司 町長
「北広島町のかたが準グランプリということだったんで、自信にもなりますし、今度はみなさんももう少し上を目指そうという気合でですね、また来年もやってもらえるんじゃないかと」


コメのコンテストで町おこしを始めた北広島町…。早くも来年の開催に向け、意欲を燃やしていました。