平和について学ぶ横浜市の高校生が国立追悼平和祈念館を訪れ、家族伝承者の男性から被爆体験を聴きました。

国立追悼平和祈念館を訪れたのは、横浜市の法政大学国際高等学校の3年生、17人です。生徒たちは、家族伝承者の細川洋さんから、17歳で被爆した父・浩史さんがやけどを負い、苦しんでいる中学生に水をあげられず、死ぬまで悔いていた話などを聴きました。また、当時13歳で学徒動員中に被爆し亡くなった浩史さんの妹の日記が読み上げられ、遺された家族の思いも語られました。
●講話を聞いた生徒
「自分たちがした経験とは全然違う経験を聞けて、戦争が自分とちょっと近い存在になりました」
●講話を聞いた生徒
「勉強したいと言っていたので、妹に話したいと思いました」
生徒たちはこのあと、竹原市の大久野島や福山市のホロコースト記念館などを訪れ、平和についての学びを深めるということです。