自動車メーカーのマツダが、ソフトウェア開発の研究開発拠点を東京に設け、9日、報道陣に公開しました。

マツダの研究開発拠点は、東京・麻布台ヒルズにある高層ビルの49階。近くの東京タワーを見下ろす高さにあります。

クルマの電動化が世界的に進むなか、車体などのハードウェアだけでなく先進的な安全技術など高度なソフトウェアの開発は不可欠となっています。マツダは、高い技術力や革新的なアイデアを持つベンチャー企業との連携も視野に、新たな価値を生み出したいとしています。別の場所にあった東京本社もここに移転していて、ソフトウェア人材のキャリア採用にも力を入れる考えです。

●マツダ 滝村典之執行役員
「クルマを開発するうえで、押さえなければならない要素は従来よりも圧倒的に増えている。東京ならではの強みを生かしながらクルマづくりを進めていきたい」

マツダは、この新拠点を首都圏の大学との共同研究の場としても使う予定です。