自閉症の画家・石村嘉成さんが、活躍を続けるまでに至る親子の取り組みを語る講演会が8日、広島県熊野町で行われました。

独特の色彩と生命力あふれる動物画で国内外で注目されている自閉症の画家・石村嘉成さん。熊野町で開かれた講演会には約350人が参加。父・和徳さんとふたりで適切で厳しい療育に取り組んできたことで社会性を身につけ、画家として活躍する今があるなどと語られました。

石村嘉成さん
「いつか自閉症アーティスト、石村嘉成ではなくて、アーティスト石村嘉成と呼ばれるようになりたいです」

会場には嘉成さんの版画やアクリル画など12点の原画が展示されたほか、会場の参加者と一緒に版画作品を仕上げました。

参加者
「守るだけでなく、頑張れと背中を押す厳しさもこれから必要なんだと思いました」

石村さんは7月19日からNTTクレドホール(広島・中区)で、広島で初の作品展を開く予定です。