「新しいだけが全てじゃない」広島駅だからこそ伝えられるもの

「命の恩人」。そして、様々な出会いをくれる「旅のスタート地点」となってきた広島駅。原田さんにとって広島駅とはー。

原田浩さん
「生きる原点だと思います。私にとっては。これ以上大切なところはないと思うしね。本当に自分の命を守ってくれたから、本当に命の恩人ですよ。なかったらもう生きとらんもん」

原田さんは今、この広島駅こそが、80年前の惨状を伝える場所としての役割も持つべきだと考えています。

原田浩さん
「広島駅と言えば山陽鉄道ができたときから、被爆、惨状そのものの町並みや復興を見届けてくれた場所。新しいだけが全てじゃない。そこに行く過程を多くの人に見てもらう、そういうやり方が必要なんじゃないか」