
スナック菓子メーカー、カルビーの新工場が創業地の広島市で完成し、竣工式が開かれました。
カルビー「せとうち広島工場」の竣工式には湯崎知事や広島市の松井市長などおよそ200人が出席しました。
カルビー江原信社長
「この創業地広島から新たな1ページがスタートします」

新工場は既存の広島はつかいち工場の機能を一部移転し、ことし1月から順次、操業を始めました。国内では、19年ぶりの新設工場となります。
敷地面積はグループ最大の10万㎡、建物はジャガイモをイメージして茶色を基調にしています。コンセプトは「人と地球の笑顔をつくりだす、未来を形にする工場」。

これまで廃棄していたジャガイモの皮からメタンガスを発生させ、加熱に利用します。また、太陽光発電など再生可能エネルギーを100%活用。環境に配慮し、生産ラインの自動化も進めるカルビー最先端のモデル工場です。
カルビー江原信社長
「今後のカルビーが工場展開するにあたってのモデルとなる工場がまず創業地にできたことは誇らしい」

せとうち広島工場では主力商品のポテトチップスなど4ブランドで年間280億円の売上を目指します。