昨年度、広島港に寄港したクルーズ船の数が、過去最多を更新したことが分かりました。
記者「宇品1万トンバース、きょうもクルーズ船が寄港しています」
この船は、「アザマラパシュート」というクルーズ客船で、17日午前、広島に入港し、夜には次の寄港地に向けて出発します。
広島県によりますと、広島港に寄港したクルーズ船は、昨年度、外国船籍68隻と日本船籍1隻の、あわせてのべ69隻にのぼりました。
クルーズ船の寄港は2019年度に57隻に達しましたが、コロナ禍でいったん大きく落ち込みました。2023年度にはそれまでで最も多い63隻に増えていましたが、昨年度はこれを上回り、過去最多を更新したことになります。
今年度は、16日時点で外国船籍105隻と日本船籍5隻の、のべ110隻の寄港が見込まれています。
広島県港湾振興課は「クルーズ船旅行の需要が世界的に高まっていることや、おととしのG7サミット。日本被団協のノーベル平和賞受賞で、広島への関心が強まっていることが背景にある」とみています。