【10月17日衆議院予算委員会】
立憲民主党 逢坂誠二議員
「正式に給料をもらって税金も引かれ社会保険料も引かれる職員、秘書の方々に請負のお金を上乗せして支払っている実態はないか」
寺田大臣
「そうした実態はまったくございません。常勤の支部職員とまったく別の人に対して支払ったものでございます」
野党が疑念を示したのが「以正会」の人件費が、選挙区支部職員(私設秘書)の給与の上乗せに使われているのではないかというものです。
寺田大臣は「常勤雇用の選挙支部職員と請負者への支払いは峻別している」と強調。人件費の記録を予算委員会に提出してもよいと応じました。
【10月19日参議院予算委員会】
寺田大臣
「何度も申し上げている通り、適正適法に処理をしております。したがってきちんと説明責任を果たして政治資金規正法も税法についてもまったく問題ないこと、説明責任を果たしていく決意でございます。」
また、一連の追及の中では、寺田大臣の確定申告を任せている税理士が、寺田大臣が関係する政治団体の資金監査も行っていることが判明。総務省の政治資金適正化委員会は「政治資金監査に対する国民の高い信頼を保つ観点から望ましくない」としています。この指摘についても寺田氏は「問題ない。ケースバイケースの判断」としています。

政治資金を所管する総務大臣であり、さらには財務省出身者ということで厳しい目が向けられる寺田大臣。野党議員から「説明が上手」という声が漏れるほどよどみなく答弁し、追及をかわした感があります。いまのところ野党の攻撃に対して、強気の姿勢を崩していません。