●カープは3連覇後、4年連続のBクラス。どのくらいの期間で、どんな成果を出すというビジョンは?
「なかなか難しい質問ですね。もちろん、来年戦いながら、精一杯たたかいながらは基本になるが、中期的・長期的なことを考えながら指揮をしていかないといけない。ただ、基本的には、目の前の一試合、一試合を、その積み重ねだと思う。選手たちにはいま言った通り、目の前の試合をとにかく全力で頑張ってくれと言いたいし、そこをマネージメントしていくのが私であり、コーチだと思っている」
●現役時代に一番お世話になった存在と言っても過言ではない山本浩二さんとは何かお話しされた?
「もちろん浩二さんには一番に報告の電話をしました。『大変じゃけど頑張れよ。何かあったら相談に乗るから』と言っていただいた」
●現役時代を共にした選手から今も非常に慕われていて、距離も近かった。監督という立場になって、どのような関わり方をしていこうと考えている?
「一緒に現役をプレーした選手たちもたくさんいるし、彼らは、自分が現役の時にどのような考えでどのようにプレーしてきたかというのを一番まぢかで見てきたと思う。多分、これは厳しいぞと思っているんじゃないですかね」
●期待している若手選手は?
「若手選手全員に期待している。名前とかではなしに、全員に期待している。一軍二軍関係なしに全員フラットな目で見て行こうと思っている。野手も投手も全員期待しているし、また一度、フラットな目で見たいなと思います」
●コーチとも密にコミュニケーションをとりながらの指揮になると思うが、コーチ陣に求めたいことは?
「私もそうだが、勝つためにはどうしたらいいかっていうのをまずは優先順位の1番にして考えてほしい。起用とか采配とかいろいろあると思うが、第1番は、勝つためにどうしたらいいかを考えてもらいたいし、自分もそのように考える」
