広島の節分の奇祭はほかにもあります。

福山市新市町の備後一宮吉備津神社では、毎年、節分の日に「ほら吹き神事」が行われています。「ほら話」をして笑いで厄を払い、1年を楽しく過ごそうというものです。

2016年にRCCが取材した際には、地元の女性2人組がこんなほら話を披露していました。

「うちらが乗っとるこの座布団、空飛ぶ座布団。どこへでも飛んで行かれるんよ。さっきは道へ行って巻き寿司、買ってきたんよ。あの世へもびゅんと飛んで行く?」