広島市安佐南区にある広島広域公園です。1994年の広島アジア大会の会場として整備されましたが、施設の老朽化が目立っています。

去年、サンフレッチェのホームスタジアムも移転して、にぎわいづくりも課題となる中、生まれ変わろうとしています。

陸上競技場やテニスコートなどを備えた広島広域公園。完成から約30年が過ぎ、老朽化が目立っています。

広島広域公園陸上競技場 管理事務所 松村敏昭 所長
「スタンドは4万5000席ありますが、スタンドから雨水が下に漏れて雨漏りがしたことがあります」

1994年の広島アジア大会のメイン会場として整備された陸上競技場は、長年、サンフレッチェのホームスタジアムでした。

しかし去年、本拠地は新スタジアムに移転。広域公園の年間収入の4割あまりを占めていたサンフレッチェ関連の収入がなくなりました。

広島広域公園陸上競技場 管理事務所 松村敏昭 所長
「(地元からも)サンフレッチェがいなくなったらすごく寂しくなるだろうと言われるのですが、視点を切り替えて。新しく整備することでこれまで来場したことのない方にお越しいただけることが私たちの一番の期待です」