飼う前にあらためて考えてほしい 「15年先まで責任持って飼えるのか」

栗尾院長はこれから犬を飼う人に対して、「15年~20年先まで責任を持って飼えるのか」を改めて考えてほしいと訴えます。

その上で、行き場を失った老犬たちのセーフティネットの整備も必要だと指摘します。

konomi動物病院 栗尾雄三院長

konomi動物病院 栗尾雄三院長
「今回の特集テーマが老犬介護であるとするなら、これが当たり前であるようになってほしい。こういう施設が増えて困ったときには、問い合わせ先が増えればいいなと思う」

老犬介護の利用者が共通して話していたのは、「犬より先に飼い主が亡くなるケース」を想定できていなかったということです。

ほとんどが突然死のケースで、犬を引き取る準備と知識が不足していたとふり返っていました。

それぞれの家庭でできることは
▽15年~20年先まで自分の責任で飼えるのか?
▽「万が一の場合は、誰に引き取ってもらうのか?」
そこを考えることだと思います。

人と犬が高齢化する社会で、「飼い主の責任」をあらためて考える必要がありそうです。