寝たきり”17歳の高齢犬”「老犬介護」の現場
konomi動物病院 栗尾雄三院長
「1年前はがんばって歩いていたが、今はずっと寝たきり。
(Q.足をバタバタしている理由は?)
起き上がりたいけど、上手くできない。私たちに愛想を振りまきたい。」

ミニチュアダックスフンドのエルモくんは17歳。筋力が衰えて寝たきりになり、床ずれで皮膚も裂けています。食事やトイレなど日常生活も人の助けが必要です。
konomi動物病院 上原瑛真さん
「エルモくんは口が小さいので、小分けで団子みたいにしてあげる。上体を起こして、食べさせるようにしている」
食事は1日3回。エルモくんの皮膚が痛くないようにタオルでクッションを作り、スタッフが1粒ずつ食べさせます。
konomi動物病院 上原瑛真さん
「寝返りを自分でうてないので、人間がやってあげないといけない。常にそれをしてあげるのは、お年寄りは難しいと話を聞く」
日々の老犬の世話は、スタッフのスキルアップに繋がっています。

konomi動物病院 上原瑛真さん
「長期間の付き合いになるので、接し方など勉強になる」
konomi動物病院 鋤田詩乃さん
「毎日が楽しいので最期まで精一杯一緒にいて、良い思い出を作りたい」