致死率は約4.2倍…チャイルドシートの重要性

2024年8月、福岡市で路線バスと軽乗用車が衝突し7歳と5歳の姉妹が死亡する事故があった。
警察によると、2人は後部座席でシートベルトを着用していたが、チャイルドシートは車に載っていなかったという。
JAFによると、事故が起こった際にチャイルドシートを使用していなかった場合、正しく着用している場合に比べて致死率が約4.2倍になるというデータがある。
子どもがチャイルドシートを付けていない状態で事故になってしまった場合の動画を、JAFが公開している。
時速55キロで走る車が壁に衝突した瞬間…。

運転席の大人はシートベルトで固定され、エアバッグがクッションとなっているが、後部座席の子どもは体が投げ出されて頭を強く打ち付けているのが分かる。
一方、同じ条件でチャイルドシートを着用していた場合。体が大きくゆさぶられているものの座席に固定され、頭が車内の座席や硬い部分に接触することはなかった。
