アニメやゲームの世界から飛び出したキャラクターたちが、広島・尾道市に集まりました。パレードが行われたのは、3年ぶりです。

尾道市 平谷 祐宏 市長
「最高のパフォーマンスをお願いします。おー、ニャオン、ニャオン、ニャオン」


市長も尾道美術館のネコに扮してあいさつした「全国仮装大会 in おのみち」です。仮装を楽しんで街を活性化しようと始まったもので、ことしで10回目です。


アニメ・ゲームのキャラクターや歴史上の人物などになりきった人が集結…。仮装ライブやコンテストが行われました。


「エイ、エイ、オー!」


一番の見せ場は、仮装したおよそ350人が市役所を出発して商店街を練り歩く、およそ1キロのパレードです。


新型コロナの影響で2年連続、中止されましたが、ことしは参加人数を絞って、3年ぶりのパレードとなりました。

参加者
― これは何の仮装ですか?
「見ての通りのトム・クルーズのトップガン マーヴェリックです。考えるな、行動しろ。Don't think, just do.」


「かんぱーい」


「ドンドコドンドコ」


沿道にも仮装をした人が…。


赤ちゃんも映画のキャラクターに!


世相を反映してSDGsをテーマにした仮装や、大ヒットした韓国ドラマの登場人物を演じている人たちもいました。


「♪東京ブギブギ、リズムうきうき、心ズキズキワクワク」

振り付けをしっかり練習してきているグループも…。

参加者
― どんな気持ちで参加?
「にぎやかにしようと思って、もうそれだけです」


参加者
「マリオパーティーしています。写真撮ってくれる人がたくさんいるので、楽しくうれしいです」


この日ばかりは黒ネコになった市長も思う存分、楽しんでいました。

尾道市 平谷 祐宏 市長
「きょうは今までのうっぷんを晴らすぐらいの気持ち。商店街を含めてしんどかったからですからね。わたしは『ニャオニャオ』言って、尾道美術館も含めて、みんなに元気をふりまけたらいいなと思います」


沿道からの声援に応えていた参加者たち…。仮装はわずらわしい日常を忘れ、いつもとは違った別人格になれるのが魅力だそうです。