「限界まで本を読みたい」「イスと毛布。寝袋も持ってきました。たくさん読みたい」―。午後9時。たくさんの荷物を持った読書好きの人たちが入っていく先は、営業が終わった書店です。

広島市で23日夜から翌24日朝にかけて開かれたこのイベントは、「丸善ジュンク堂に住んでみる」。読書好きにはたまらない12時間のイベントに密着取材です。

参加者は、閉店後の書店に “住民” として一泊し、自由に読書ができます。2人1組で300件近い応募の中から4組8人が選ばれました。

参加した “住民”
「エッセイや新書を読みます、好きな作家は 恩田陸 さん」
「人生の思い出に残る一冊を探したい」
「ふだん読まないジャンルに挑戦したい。できればハピエン(ハッピーエンド)で」

ジュンク堂書店 広島駅前店 三浦明子 店長
「住んでみるってことなので書店の本、すべて自分の本棚だと思ってもらって…、手に届くところに本があるから読んでみようという気軽な感じで読書を体験してほしい」