一晩で7冊を読み切った “住民” も

午前3時、店内の一部を消灯するころには寝落ちしてしまう人も…

“住民” 広島大学 尾崎優香 さん
― まだ、いけそうですか?
「まだ読みたい本があるので」

この日、尾崎さんは7冊を読み切りました。半数の参加者が寝ることなく、本を読み続けていました。

“住民”
「目覚めたとき、一瞬混乱しました。なんでこんなとこにいるんだろうと」
「寝ても起きても本に囲まれて幸せだな」

ジュンク堂書店 広島駅前店 三浦明子 店長
「あなたを『ジュン区民』として歓迎します」

午前8時、本屋で一夜を過ごした証として “住民票” が発行されました。

“住民”
「気分が変わったときに違う本を選びに行けるのがすごくよかった。楽しかったです」
「数年に一回やりたい」

“住民” 広島大学 尾崎優香 さん
「『早く、本読むのをやめて寝なさい』って言われることはあっても、『一晩中、読んでいいよ』って言われることはなかったので、うれしい新鮮さ」

尾崎さんは、お気に入りの一冊を見つけたようです。

ジュンク堂書店 広島駅前店 三浦明子 店長
「それぞれの本にいろんなことがつまっていたり、いろんな経験を与えてくれるので、人との出会いと同じように、本との出会いを感じてもらえたら」

  ◇  ◇  ◇

青山高治 キャスター
「今回のイベントで、みなさんお気に入りの本を探せて満足されていましたが、参加者の中に、ほかの参加者が読んだ本を購入されている人があんがい多くいたそうです。ジュンク堂広島駅前店の三浦店長によりますと、読みたい本を探すとき、自分の好みや価値観で探してしまいがちですが、人や書店のオススメを読んでみると、意外にも自分にあった本に出会えることが多いそうです。ジュンク堂では今後も本と触れあえるイベントを開催したいと話しています」