アメリカ予報モデル 北上して日本列島に接近する可能性も

アメリカ軍合同台風警報センター(JTWC)

アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。

気象庁が発表している台風21号についての進路予想も発表しています。気象庁の予想と同じように西寄りへと進んでいく見込みです。

また台風21号とは別のまとまりについて「98W」としてオレンジ色の丸で示しています。

JTWCでは定めた基準以上に発達する雲のまとまりができると、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けして情報を発表します。赤色になると24時間以内に定めた基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性が高いことを示しています。

LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い
MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み
HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み

アメリカ海洋大気庁(NOAA)

アメリカ海洋大気庁の台風21号に関するアンサンブル予報結果です。「アンサンブル予報」は、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。
しばらく西よりへと進んだあとは、フィリピンの東海上で次第に進路を北よりへと変えて日本のすぐ南の海上へと進んでくる可能性があることを示すデータが多くなっています。

【画像で確認】台風+秋雨前線で雨降りやすく 11月4日までの雨・風シミュレーション