
天谷宗一郎 さん
「自主トレで高知に行かせてもらって、いろいろ聞いて、(打撃フォームに)すごく手応えはあったと思うんだけど、キャンプに行って、オープン戦して、開幕して
『おや?』ってなってきたと思うんだけど、あれをガラッと変えたきっかけ、けっこう勇気が要ったと思うんだけど?」
坂倉将吾 選手
「もう、ぼく、もともとフォームを変えたりとかっていうのは怖さはない…、怖さというか抵抗はないタイプなので、もう打てないんだからやっていてもしょうがないっていう感じで決別しました」
天谷宗一郎 さん
「なるほどね。(フォームを直したとき)意識できる部分というか…」

坂倉将吾 選手
「意識は全然違いますね。やっぱり、こうやって振ろうとしていたのを、ふつうにこういうふうに戻しているので。今、深く(バット)軌道とかは考えないようにしている。そのときは軌道とか、手がここに落ちてきて、こういうふうに終わりたいとか、今となってはすごくバカだなと思いながら…、あったんですけど」
天谷宗一郎 さん
「ピッチャーと勝負しなきゃいけない中で、その前に自分でワンクッション入れてなんかいろいろと考えて…」
坂倉将吾 選手
「そうですね。だから、それはタイミングが取れんわなっていう…。今、思えばの話ですね」
天谷宗一郎 さん
「状態が悪いときを見ていても、トップを決めるのが遅いなと思うし、ファウルも多かったもんね」

坂倉将吾 選手
「マジで前に飛ばないし、まっすぐが本当に『キンッ』って当たるぐらいで絶対、ここに当たらないんですよ。まっすぐ当たらない。空振りするか、ここにちょんって当たってファウルぐらいだったので」
天谷宗一郎 さん
「じゃあ、足の部分とあとは軌道の部分をどういうふうに変えたの? 変えたというか、戻したのに近い?」
坂倉将吾 選手
「あんまり意識せずにふつうにバットは上から降りてくるものだぐらいな感じですね、はい」
リーグ3連覇 そのとき、坂倉将吾は

天谷宗一郎 さん
「2018年は?」
坂倉将吾 選手
「いや、いないです、ぼく。胴上げに入ったこともないです」
天谷宗一郎 さん
「あっ。2016・2017・2018、入ったことない?」
坂倉将吾 選手
「入ったことないです。やりたいんです」
天谷宗一郎 さん
「なるほどね」
坂倉将吾 選手
「で、ファームで優勝したじゃないですか。あのときも、あのときは1軍にいて、ファームの胴上げもしてないんですよ」
2017年9月18日 1軍リーグ優勝
2017年9月21日 プロ初昇格
2017年9月26日 2軍ウエスタン・リーグ優勝
天谷宗一郎 さん
「(笑)なるほど。じゃあ、もう、ことし、チャンスなわけだ」
坂倉将吾 選手
「そうなんです。やりたいし、ビールかけしたいです。ビールかけをして、ハワイに行きたい」
天谷宗一郎 さん
「2016年・2017年・2018年は何年目?」
坂倉将吾 選手
「2016年には入っていない。2017年が1年目で、18年は2年目です」
2016年 ドラフト指名 2017年 1年目
天谷宗一郎 さん
「じゃあ、優勝はチームとしては経験して、それを…」
坂倉将吾 選手
「テレビで見ていた」
天谷宗一郎 さん
「近そうで遠い…」
坂倉将吾 選手
「あんまり実感はないです。優勝していたっていう実感はない」
天谷宗一郎 さん
「今、1つの勝ち負けで大きく順位が変わる。ここ何年かでも4チームが…」
坂倉将吾 選手
「あまりないですね。どっちかっていうと独走でしたよね。2位・3位・4位が “だんご” で、さあ、どうなるかってぐらいの感じだった」
2016年 1位・広島 2位・巨人 17.5差
2017年 1位・広島 2位・阪神 10.0差
2018年 1位・広島 2位・ヤクルト7.0差
天谷宗一郎 さん
やっているほうはしんどいでしょう?
坂倉将吾 選手
「ぼくはあんまり気にならないんですけど」
天谷宗一郎 さん
「どっちかなっていうとマイペースだなっていうイメージはあるんですけど…」
坂倉将吾 選手
「そうですね。気にならない…。なんて言ったらいいんですかね、自分がどうにかして変わることなら、たぶん緊張するんですけど。座席とかは逆に緊張します。だけど、守っていたりとか、自分の手を加えられないところで何が起きても別に気にならない。それで自分が『あの人、エラーしちゃった。自分も…』ってなりたくないので」
天谷宗一郎 さん
「いいところはサバサバしている」