新米の出荷を前にコメの等級を決める検査が5日から県内の各JAで始まりました。その会場で農家の一番の関心事となっていたのが、“概算金” の金額です。
コシヒカリ「1等 30キロ 8500円」は去年より大幅アップですが…

農家の人たちの会話
「農薬代と肥料代だけ出るね」
「出るよね」
「油代、機械代は出んけど。ハハハ」
「これが最低基準でしょう」
「この価格が最低限だと思う」
農家の評価は厳しいようです。
コシヒカリ「30キロが1万円以上」で取り引きされていると聞き訪ねたのが、三次市三良坂町です。
「ライスファーム藤原」は、作業受託も含め90ヘクタール近い田んぼでコメを作る農業法人です。代表の 藤原博巳 さんは、県内の大規模農家で作る稲作経営者会議の代表を務めています。

今月3日、今シーズン最初の新米の出荷を前に等級検査が行われていました。JAに出荷しないコメは検査員に来てもらって検査を受けます。
検査員
「カメムシ等なく粒もいい感じに張って、いいと思います。はい、1等で」
いったい、どこへいくらでコメを売るつもりでしょうか?