この日の練習に、広島県スポーツ協会の幹部が激励に訪れました。30年にわたってバレー選手だった経験もある 堂本ひさ美 さん。広島県が去年の鹿児島国体で23位と低迷しただけに来月、開幕の国スポに期待を寄せています。

広島県スポーツ協会 堂本ひさ美 常務理事
「広島県の競技、少年・成年を合わせたチーム、そして、ほかの競技とのチームとして “チーム広島” として戦うことがいいことだと思います。それがジュニアの成長につながるのかなと期待しています」
一方で、見直しの議論も浮上する国スポについて競技力向上の面での意義を強調します。
堂本ひさ美 常務理事
「議論はたくさんしていただきたいですね。今までやってきたいいこともありますし、継承していかなきゃいけないこと、それとあとは今からの時代に合った、より精度の高い国民スポーツ大会になっていただけるんじゃないかなというふうに期待はしています」

また、選手時代から国体を沸かせた、ハンドボール界のレジェンドである 中山剛 さんも過渡期の大会にエールを送ります。

イズミメイプルレッズ 中山剛 GM
「やはり国民に対してスポーツのトップの選手がいいプレーを。つい、このあいだ、オリンピックでみなさんがすごいものを見せてくれましたけど、それに次ぐ、国内でのいろんな競技が集って、その一番をがんばって獲りにいく。そういう部分っていうのは見ていて、みなさんに応援もしていただけるし、逆にがんばっているところを見せて感動していただけるような、そういうものだと思うので、ぜひ、これからも長らく続いてほしいなと思います」
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坂上俊次 アナウンサー
県によって温度感も違うんです。正直、メディアの中で話になるのは、広島はプロ野球もあって、Jリーグもあって、いろいろあるじゃないですか。一方でそうじゃない県だったら、もうちょっと熱が高いっていう…

青山高治 キャスター
なるほどね。
坂上俊次 アナウンサー
47都道府県が、どう考えるかなんですが、持ち出しがけっこうあります。議論は進んでいるんですが、国スポ開催を1か月後に控える佐賀県が、先んじて挑戦する、攻めるんです。

まず、これまでけっこうセレモニー的だった閉会式に光と音の演出。アーティストも参加するというウワサもあります。これまで競技者優先だったんですけど、今回、ナイター開催を導入。動画配信も増やします。
おもしろいのが、大会を地域づくりにつなげるということ。国体をゴールじゃなくて、する人・見る人・支える人を増やすことによって県の人口増加とか地方の創生につなげていこうという動きもあるようです。
今、過渡期なので、このあと、どうなるか注目したいと思います。




































