週末は各地で20度に迫る春の陽気となりそうです。花粉症が本格化するシーズンですが、いま増えているのが“子ども”の花粉症です。その背景とは。

春の訪れを告げる河津桜。東京・江戸川区でも見頃を迎えています。

週末は各地で気温が上昇し、春の陽気とともに3月を迎えることになりそうです。

しかし、暖かい日が増えてくると辛くなるのが「花粉症」。

70代
「花粉症、自分では認めていないんですけど、涙が出たり、それくらいかな。(Q.鼻水は)鼻水出るね。たまにひどいときはティッシュを丸めて、鼻に突っ込んで、その上からマスク」

50代
「今年は1月の終わりくらいから目がかゆくなってきて、今はもう朝も目薬をささないといけない。病院に行って薬を飲んでいるけど、そんなに効いている気がしない。なるべく家から出たくない」

福岡市のクリニックでは、2週間前と比べて花粉症の症状を訴える患者がおよそ1.5倍に増えているといいます。

中でも、待合室で目立つのは…子どもの姿です。

8歳
「鼻水が出るし、症状があります」
6歳
「(鼻が)すっきりしない、つらい」

9歳
「目がかゆい、1週間以上」
母親
「検査をしたら花粉症ということで、こんなに小さいのにかわいそう」

いま、“子どもの花粉症が増えている”といいます。

みみ・はな・のど せがわクリニック 瀬川祐一 院長
「低年齢化がすごく進んでいて、20年ぐらい前までは中学生以降の方が花粉症になることが多かった。最近では小学生や未就学児にも少しずつ広がっている印象」

ロート製薬の調査によると、子どもが花粉症だと実感している親の割合は、2014年は32.7%でしたが、10年後、2024年は42.6%と9.9ポイント増加しています。

患者(女の子)
「痛くしないでよ」
医師
「痛くしないよ、大丈夫です」

広島市のクリニックも診察室には子どもの姿。

院長は子どもの花粉症が増えている要因の一つをこう分析します。

すがいこどもクリニック 菅井和子 院長
「最近は夏がものすごく暑いので、スギ自体が育ちやすい、実をつけやすい。花粉の飛散量自体も影響されているのではないか」

気象予報士の森田さんも、“猛暑”と“花粉の飛散量増加”の関係を指摘します。

気象予報士 森田正光さん
「スギの花粉は夏がバロメーター。夏が暑いと(翌年の)花粉が多くなるという関係がある。今年はというと、去年の夏、ものすごく暑かった。だから花粉の量が多くなることは確実」

週末は、関東甲信や東海、九州で花粉の飛散量が「極めて多い」と予想されています。