アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予報 東シナ海を北上か
台風や熱帯低気圧の進路予報する手法の一つとして「アンサンブル予報」というものがあります。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

沖縄付近の熱帯低気圧になると予想される雲域について、アメリカ海洋大気庁はアンサンブル予報の結果を発表しています。それによるとかなりのバラツキはありますが、東シナ海を北上する予想データが多くなっています。ただ中心気圧の予想をみる限り、それほど発達することはない見込みです。


一方、アメリカ海洋大気庁では沖縄の東の海上にある雲域についての予想データも公表しています。こちらも特に発達させることはなく日本の南の海上を東へと進む結果が多くなっています。