平和公園にある被爆アオギリの下で修学旅行生たちに平和の大切さを訴え続けた被爆者の遺品展が広島市で開かれています。

沼田鈴子さんは、22歳のとき爆心地から1.4キロの地点で被爆…。原爆に遭いながらも新しい緑の葉を出したアオギリを自身と重ね、生きる希望を見出し、体験を語り続けましたが、2011年に87歳で亡くなりました。

沼田さんの遺品を整理した「被爆アオギリのねがいを広める会」が沼田さんの思いや活動を知ってもらおうと遺品展を企画しました。会場には証言活動のために書かれた自筆の原稿や絵などが展示されています。

被爆アオギリのねがいを広める会 清水正人事務局長
「命の大切さや、人と人とのつながりの大切さ、人の心の痛みが分かる人のなるという沼田さんが大事にされていた思いを多くの人に知ってもらいたい」

遺品展は8月4日まで開かれています。