広島のブランド牛「神石牛」の品評会が神石高原町で開かれました。

神石高原町は古くから畜産が盛んで、「神石牛」のブランドは全国的に高く評価されています。
「神石郡畜産共進会」は、生産意欲の向上や消費者へのアピールを目的に毎年開かれています。審査を前に牛の毛をカットする農家の姿もありました。
畜産農家「(カットすることで何か違うのですか?)人間は曲線美を言いますが牛は直線でないとダメ。寸胴がいい」
最年少の畜産農家「(どうして畜産農家に?)和牛の血統に魅了された。奥が深い色々な組み合わせをして競りに出して値段が変わってくる」
ことしは17の畜産農家から27頭の牛が出品され、成育状況や毛並みなどが審査されました。
飼料が高騰しても牛の販売価格に反映しづらく、苦境に立たされている畜産業界。最高齢の99歳で参加した農家からは…。

最高齢の畜産農家(99)「やらなぁいけんという挑戦これが人生の生きがい。」
歴史ある「神石牛」のブランドを守ろうと手塩にかけて牛を育てているといいます。
神石牛振興協議会 井上彰会長「地域の歴史があるから神石牛は。ブランドを頑張っていきたいとやっている」

上位8頭の牛は10月に三次市で開かれる県の品評会で審査されます。