「広島とジョージアで過ごしたことがあるからこそ平和に貢献したい」

レジャバ大使

ジョージアの面積は日本のおよそ5分の1。1991年のソ連崩壊によって独立した国です。ところが、2008年、ロシアによる軍事侵攻に遭いました。日本の大学に通っていたレジャバ大使が、夏休みを利用しジョージアに帰っていた、まさにそのときでした。

レジャバ大使
「そのときに戦争だったり、そういう惨事の恐怖、脅威に関して知ることになった。その経験と角谷先生の話が、重なったことによって、自分の人生を大きく変えた」

ジョージアは今でも国土のおよそ20%はロシアの占領下に置かれています。2年前、隣国ウクライナへのロシア侵攻の際は、自ら先頭に立って各国大使に抗議活動を呼びかけました。

広島と、ジョージアで過ごした自らの経験があるからこそ、平和を推進する使命があると力を込めます。

レジャバ大使
「だからこそ私は、しっかりと両方のバックグラウンドを生かして、平和活動に貢献したい。日頃から私はよく文化のアピールをしている。あるいは国同士のが親しい関係を作ると意識している。その根底には、やはり平和に繋げたいという思いがある」

「広島育ち」のジョージア大使。その“つぶやき“にはこれからも目が離せません。