4月21日(日)広島 vs. 巨人(マツダスタジアム)

巨人の先発・高橋礼 攻略に向け、今シーズン初めて1番で宇草を起用。1週間前に2安打に抑えられた右のアンダースローから、前日のヒーローが追い込まれながらセンターへ弾き返します。

2アウト後、堂林に代わり今季初めてファーストでのスタメンとなった4番・坂倉将吾 でしたが、センターフライに終わり、先制とはなりません。

カープの先発は、10日ぶりの登板の 大瀬良大地 。0対0の4回、満塁のピンチを背負いますが、吉川尚輝 をレフトフライに。5回までスコアボードにゼロを並べます。

しかし、雨が強くなってきた6回、連打でノーアウト・3塁・1塁のピンチを招くと 小林誠司 にセンターへの犠牲フライを打たれ、巨人に先制を許します。ここでマウンドを降りることになった大瀬良…。

ただ、直後に雨脚がさらに強まり、ゲームは中断。そして、30分後、ウラのカープの攻撃が残った状況だったため、6回表の巨人の得点は取り消され、記録は5回コールド。0対0の引き分けに終わりました。

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青山高治 キャスター
この春からRCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんに金土日のカープの試合をたっぷり振り返ってもらおうと思ったところ、2週連続の3連敗でした。社内では「宝の持ち腐れ」ならぬ「天谷の持ち腐れ」と…(笑)

田村友里 キャスター
よかったです。きょうはたっぷり活躍してもらえます。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
監督も言っていましたが、やっぱり「勝率」です。

青山高治 キャスター
振り返れば先週は3勝2分け。1週間としては負けがなかった。

天谷宗一郎 さん
まず、ピッチャー陣が自分たちの仕事をしてくれた。これが非常に大きかったんじゃないかなと思います。

青山高治 キャスター
きょうは、“天谷さんが仕事をしてくれている感” がすごいです。

田村友里 キャスター
しっかりとコメントが聞けてうれしいです。

天谷宗一郎 さん
きのうの試合でも大瀬良投手は「状態はあまりよくなかった」ってコメントしていましたけれども、粘り、その粘りの中でも考えながら、頭が疲れるんじゃないかなっていうぐらい粘り強く投げてくれていたなっていうふうに思いました。

青山高治 キャスター
それぐらい、神経を使いながら…

天谷宗一郎 さん
1球1球。首をかしげるシーンもよくありましたし、タフなグラウンド、マウンド状況だったと思うんですけれども、そこでもしっかりとまず5回はゼロで抑えてくれたところに大瀬良投手の気持ちが伝わってきたのかなって思います。

青山高治 キャスター
週末の巨人戦でしたけど、ファンが沸くようなプレーが本当に多かったです。

天谷宗一郎 さん
本当にそうです。久保選手のプレー。打つ方では初ヒット、ちょっとまだ本人の力を発揮できてないのかなっていうところはありましたけれども、守備の中ではしっかりと自分ができることはしてくれているなっていうふうに思います。

田村友里 キャスター
野間選手の3塁へのレーザービームもすごかったです。

天谷宗一郎 さん
すごかった。あそこだって、ちょっとでもそれていたら次は4番の岡本選。岡本選手は状態がめちゃくちゃいいんです。あそこでつながれたら大量失点になっている可能性も十分にあったところだったので、本当にチームを救う、ピッチャーを救うビッグプレーだったと思います。

青山高治 キャスター
マツダスタジアムの試合では野間選手は全部ヒット打っていると。

田村友里 キャスター
なんか長打のイメージもありますね。

天谷宗一郎 さん
今シーズン、野間選手は「長打を打ちたい」といったところでしっかりと結果として出ているので、オフからの取り組みが非常によかったんじゃないかなと思います。

青山高治 キャスター
今シーズン、野間選手のホームランが見たいです。