
直後に、10日ぶりの先発となったアドゥワが、ノーアウト・2塁・1塁のピンチを背負いますが、阪神の8番・木浪聖也 を注文どおりのダブルプレーに。
アドゥワらしい、打たせて取るピッチングを見せれば、今シーズン初めてバッテリーを組んだ會澤と息の合ったコンビを見せ、毎回の奪三振ショー。
5回には、3者連続三振。自己最多9つの三振を奪いながら、阪神打線をホームランによる1点に抑え、勝利投手の権利を得ます。
続投した6回、レフトポールぎわへ大きな打球を打たれますが、秋山翔吾 がジャンピングキャッチ。甲子園のレフトを守るのは、ことしが初めてですが、フェンスを恐れないガッツあふれるプレーを見せます。

アドゥワは、6回途中、2失点。去年5月19日を最後に11連敗中の敵地・甲子園でゲームをしっかりと作りました。
アドゥワ誠 5回2/3 球数89 被安打6 奪三振9 失点2
カープは3回以降、追加点を奪えませんでしたが、今季最多の13安打を放ち、最後まで阪神に流れを渡さず、連敗を4でストップ。ようやくトンネルを脱しました。(阪神 2ー6 広島)
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青山高治 キャスター
いやあ、打ったら今シーズン最多の13安打。こんなもんなんですね。

コメンテーター 木村文子 さん(100mハードル 元日本代表)
初回に野間選手がツーベースを打ってくれたときに「きょうは違う」って思えたので、「絶対、返ってきてほしい」と。さらにわたし、同年代で會澤選手と秋山選手、上本選手。あの走塁は完璧でした。
青山高治 キャスター
元気な30代。
中根夕希 キャスター
本当にそうですよね。一気に解き放たれた感じがあって、なんかここからどんどん回っていくんじゃないかと期待しちゃいます。
青山高治 キャスター
スポーツ選手って決して調子が悪いわけではないのに、なぜか結果が出ないことがあったりするんでしょうね。
木村文子 さん
もちろん、あります。準備をしていても、なかなか思うような結果って出ないので、そこでどう辛抱して続けていくかっていうのが大事になってきますし、そういうときこそ、ファンとしては応援したいなって。
青山高治 キャスター
今回みたいに今シーズン最多13安打みたいに一気に呪縛が解けるというか、こういうのが1つのきっかけになっていくんでしょう。
木村文子 さん
ここでリズムが変わって、好調になっていくカギにもなっていくと思いますので、ポジティブにとらえて次にチャレンジしていってほしいなと思います。
青山高治 キャスター
本当に投げて打って走って守って、いいシーンばっかりでしたね。
中根夕希 キャスター
逆にこれまで何だったんだろうって思えるぐらい。きょうのために取っておいたのかなと、一気に来ました。
青山高治 キャスター
中根さんが言うようにぼくも連敗を忘れました。ああ、よかった。ここからだいじょうぶ、だいじょうぶっていう気になりました。