進むトイレの洋式化 広島市内の小中学校では7割超
広島市内の小学校ではトイレの洋式化が進んでいます。

広島市立東野小学校 山﨑直子 教頭
「こちら、2年生が主に使っているトイレです。昨年度、3つを和式から洋式に替えていただきました。校内全部、このように洋式になっております」
広島市安佐南区の東野小学校では、去年6月~9月にかけて39基のトイレを洋式化。あえて残した和式1基を除いて98%の洋式率となりました。

広島市立東野小学校 山﨑直子 教頭
「よかったなと思いました。子どもたちが洋式の方が慣れているので、洋式トイレには行列ができて、和式トイレは空いているけど、子どもたちが並んでいるという状況がありましたので。子どもたちは和式トイレを使ったことがない子がほとんど。保護者の中にも『(うちの子は)和式トイレは使ったことがないんです』という不安そうな声を聞くことも。洋式でない場合は、足を置く場所とか、後ろになってしまうと失敗してしまったり。服のすそがちょっと汚れてしまったりということもありますので」

これまでは新1年生に、和式トイレの使い方を教えていましたが、今年度からはその必要がなくなりそうです。
トイレが洋式に替わり、子どもたちの反応は―?
広島市立東野小学校 山﨑直子 教頭
「笑顔でトイレに行って笑顔で帰ってきて、冬なんかはトイレがすごく混雑するので、授業の始まりがチャイムが鳴ってしまう(間に合わない)こともあった。(洋式の)数が増えているので行列もぐんとなくなり、子どもたちもすぐに戻ってこれるようになって、休憩時間も自分たちのよりよいように過ごせるようになってきている」
全国的に、小・中学校のトイレの洋式化が進んでいます。

広島市立小・中学校で見てみると、7年前は洋式化率は3割弱だったのに、いまや、7割超え。

文科省の調査によりますと、県内のほかの市町でも、半数の市町で、洋式化率が7割を超えてきているようです。