三輪利春さん
「私が思っていることを理解してくれる、あるいは犬が思っていることを理解するとか、そういった感じで『何かを教えているんだな』とか、そういった感じで頭を触って感じています」

式には、昨年度から新たにユーザーとなった3組のユニットが参加しました。グランもリラックスしておとなしく座っていました。出発式には、普段行き慣れていない場所にペアの力だけで行くという目的があります。

三輪さんは、盲導犬と一緒に歩くと、「季節」や「風」を感じながら歩くことができるといいます。

三輪利春さん
「自分も精神的に悩んでいた時代もありましたけど、そういった悩みがなくなって盲導犬と一緒に外に出ようという気持ちが出てきました。一緒に出て街を歩くというのが今の一番の趣味」

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田村友里アナウンサー
「来月、改正『障害者差別解消法』が施行され、事業者が障害のある人に対する『合理的な配慮』が義務化されます。

例えば飲食店で、
▼メニューの読み上げ
▼筆談をする
といったことを依頼された場合『明らかに無理な状況』でない限り、対応することが義務になるということです。

義務化ではありますが、障害のある人たちが堂々と配慮などをお願いができて、お店などの事業者も気持ちよく配慮ができるよう、お互いに考えていきたいですね」