
そして、午後からは紅白戦に近い実戦、シート打撃が行われました。ベールを脱いだのが、新外国人の右ピッチャー、ハッチ。打者7人に投げ、ヒット性の当たりは2本。スピードのみならず、制球力の高さも光ります。

また、去年、最優秀中継ぎ投手に輝いた 島内颯太郎 は、キャンプ初の実戦形式のマウンドでした。打者5人に投げ、ヒット性は1本。こちらも順調な仕上がりを見せました。
小宅世人 アナウンサー
16日も盛りだくさんの内容でした。実戦登板したハッチ投手、本人に直後に話を聞けたんですけど、「練習とはいえ、日本人のバッターはやっぱり積極的で、早めに勝負を仕掛けてくるので、それが印象的だった。まずはそれに慣れていかなくちゃいけない」という話をしていました。

そんな中でベテランの 田中広輔 選手を三振に打ち取ったんですが、決め球はチェンジアップ。入団当初から「チェンジアップがぼくの中の一番得意な球」という話をしていましたので、これから注目だと思います。
きょう、バッター陣の中でひときわ輝いていたのが、この人。きのうも活躍した 田村俊介 選手でした。侍ジャパンにも選出された若手の田村選手。マウンド上には去年、カープ最多セーブの 矢崎拓也 投手でした。

その初球をとらえると、なんとライトの頭上を越えて、ツーベースヒットに。15日も2安打と大活躍を見せたんですが、16日も長打、まさに連日のアピールです。

その田村選手なんですが、今ちょうどバックネットの後ろに 赤松真人 コーチ、藤井彰人 ヘッドコーチと一緒に話しています。練習が終わったあとも、結果を出しても、コーチとああじゃないか、こうじゃないかって話をしながらバッティングの練習を行っているわけなんです。いったい、シーズンが始まるまでどれだけ成長するんだと、これからが楽しみな若鯉の姿です。
