カンボジアに新たな博物館を設立するのに向け、現地の職員が沖縄戦の継承の取り組みなどを学んでいます。
カンボジアから研修のために沖縄を訪れているのは、内戦後に残った地雷や不発弾の除去を担う「カンボジア地雷対策センター」の職員4人です。
4人は2025年度に予定されるカンボジアでの博物館の開館に向けて、来月8日まで糸満市の平和祈念資料館で資料の展示や収集方法を学びます。
カンボジア内戦やポル・ポト政権による大量虐殺について、現地では当時を知る人が少なくなりその歴史の継承が課題となっています。
シム・パンジャさん(26)
「沖縄の資料館の展示方法など様々な知識を学び、カンボジアに持ち帰りたい」
4人は広島の平和記念資料館も訪れるほか、県内の小学校や高校で学んだ内容を発表するなどして交流するということです。