沖縄本島を走る路線バス会社2社が、4月以降、平均で13.5パーセントの運賃の値上げを申請したと発表しました。
4月1日以降の運賃値上げを申請したのは、第一交通産業グループの琉球バス交通と那覇バスです。
那覇バスの市内線は20円の値上げで260円に、市外線は両社とも初乗り運賃を30円値上げして190円とする予定です。
人員不足や燃料費高騰などが値上げの理由で、沖縄総合事務局が認可すれば、2008年以来16年振りの運賃改定となります。
値上げについて利用者はー
バスの利用者
「今バス会社も人手不足とかで大変だと思うので、しょうがない部分もあるのかなと思いますけど。使う者としてはちょっと出費が出るので」
「給料は上がらない、物価は上がる、やっぱり首を絞められている感じですよ。でも乗るしかないからしょうがないよね」
定期券の値上げ幅をみると、通勤の1か月定期券は琉球バスが1260円値上げして7980円、那覇バスが700円値上げして9100円となる予定です。
一方で通学の定期券は、子育て世帯に配慮して琉球バス交通では40円の値上げにとどめ5700円、那覇バスでは700円「値下げ」して6500円となる予定です。
沖縄総合事務局は申請された運賃の原価や収入予測をもとに、値上げを認可するか判断するとしています。