やめるはずだった陸上 「NAHAマラソンに出て」とオファーが

大学を卒業し沖縄に帰郷すると、沖縄マラソン界をけん引する県記録保持者、濱崎 達規選手(35)が引退を引き留めます。

宮城選手
「おうちのソファーで本当にだらだらしているときに(笑)、急に電話がかかってきて『NAHAマラソンに出てほしい』というお話をいただいて」
「ぜひ沖縄の陸上競技を盛り上げる意味でも続けてほしいということがあったので、知っている存在から連絡をいただいたことが本当にうれしくて」

濱崎達規選手
「県内の大会やそういったところは、後輩の下の世代に受け継いでいかないといけない。そういう意味でも託したい存在の一人が宮城響くんというのはありますかね」

「自分の人生を見られる。優勝すると注目されて、見られるようになる。その中でいろんなことを感じられるので、それを感じてから自分の人生に昇華していって、そのあとに引退しても遅くないんじゃないかと電話で話した覚えがあります」

仕事の傍ら、月に750キロ、1日平均25キロを走りこむ宮城。沖縄で競技生活を再開させ、「沖縄長距離界を盛り上げたい」という思いがさらに強くなりました。

宮城選手
「いろんな大会が無くなっていた。コロナの影響もあると思うんですけど、それこそ沖縄一周駅伝が無くなったり。どんどん大会が無くなって」
「自分が好きな陸上が沖縄で衰退していっていると感じて。盛り上げたい、もっと、復活させたいなという気持ちにどんどんなってきました」