小学校教諭を目指し、大学最後の大会は補欠に
女の子2人と宮城選手
女の子「せーの、アハーン、トゥモロー(笑)」
宮城選手「そんなの流せるわけないだろう」

現在、本部小学校に勤める宮城。小学校の教員になって3年目をむかえます。
(Q響先生はどんな先生?)
「えっと、面白い」
(Q宮城先生はどんな人?)
「足が速い。足が速いし、なんか優しい」

大学まで陸上競技に打ち込んできましたが、それと同じぐらい大切にしてきたのが「教師」という夢。
(授業中の様子)
宮城先生「教科書読みながらでもいいよ」
児童「弱虫。あああ、いいんじゃない!」
教師を目指したは中学時代に陸上を教えてくれた恩師の影響でした。
宮城選手
「体育の先生だったんですけど、その先生を見て変えてもらったというか、陸上もそうですし自分としても人としても変えてもらったっていうのがあって」
名護高校を卒業し入学した三重の皇學館大学の駅伝部は、出雲駅伝や全日本大学駅伝に出場する強豪校。

でも夏の合宿期間に教育実習を優先させた宮城選手は、エントリーメンバーに入るも、出走はできず補欠に回りました。
その選択に後悔はありませんが、引退試合のつもりで、ある大会に出場します。
大学4年の3月に出場した、びわ湖毎日マラソンです。
宮城選手
「出し切った、初めて。ラスト300mも足がつって止まっちゃったんですけど」
「初めて100%というか、満足いく結果でした」

初マラソンで出したタイムは2時間18分40秒。そのシーズンの全国学生ランキング10位のタイムでした。