10・10空襲などで犠牲になった戦没者らを悼む追悼式が、11日に那覇市で開かれ参列者らが非戦の誓いを新たにしました。


沖縄戦で犠牲になった那覇市出身の戦没者を悼む追悼式が11日午前、「なぐやけの碑」の前で開かれました。


沖縄戦が始まる前の年の1944年、アメリカ軍が沖縄など南西諸島を5回に渡って空爆した10・10空襲で、那覇市は街の9割が焼失し壊滅的な被害を受けました。

遺族・泉川美津子(97)
「(戦争で)皆親とか兄弟が亡くなっている。これからの子どもたちもそういうのを忘れない、戦争がないようにしてほしい」

遺族・照屋苗子(87)
「あの戦争のことは未だに寝ていても夢に出てくる辛い思い出。全世界に私たちのような体験は1人でもさせたくない」


追悼式は新型コロナの影響で4年ぶりに通常規模で開催され、遺族会や市内の小中学生らおよそ130人が参列し鎮魂の祈りに包まれました。