およそ3キロの金塊を密輸したとして、沖縄地区税関は台湾人を摘発したと発表しました。

沖縄地区税関によりますとことし5月、台湾から那覇空港に入国した台湾人の手荷物の中からおよそ3キロの金塊が発見されました。

台湾人はキャリーバッグの中に釣り用品などを入れていて、釣りの重りを装ったもの中に金塊を隠していましたが、検査官が手に取ったさい通常の重りとは違う重量に違和感を覚えたことから詳しく検査し、金塊を発見しました。

金塊の重量が1キロを超える場合や20万円以上の品物の日本への持ち込みは消費税が10パーセントかかるため、この消費税を逃れるために密輸を図ったとみられています。

新型コロナの影響で2022年までの3年間は金の密輸の摘発件数はゼロ件でしたが、ことしは6月までに3件摘発されていて、あわせて6.2キロの金塊が押収されています。