海難事故や災害の際の人命救助技術を向上させようと、県内の海上保安部と消防・警察が合同で潜水訓練を実施しました。

21日の訓練は救助技術の向上や関係機関の連携強化を目的に行われたもので、中城海上保安部をはじめ消防や警察など10の機関からおよそ60人の潜水士が参加しました。

素潜りなど基本的な技術を確認したあと、岸壁に停泊していた貨物船から作業員が転落したとの想定で捜索訓練が実施されました。

参加者は連携しながら海中の不明者を救助する一連の動きをチェックしていました。

中城海上保安部・中村幸治警備救難課長
「4年ぶりの訓練ということもあって各機関連携が取れていない点もあった。それを浮き彫りにできたのも今回の訓練の成果」

この合同訓練はコロナ禍で中止が続きこの日の実施は4年ぶりで、それぞれの機関からの参加者は救助を求める人に関する情報の正確な伝達など、現場での連携の重要性を改めて確認している様子でした。