82年前に沖縄県内で初めてオープンしたといわれる老舗ホテルのレストランが、14日から本格的にリニューアルオープンするのを前に、関係者を招いたお披露目会が行われました。

那覇市大道の沖縄ホテルは、ことし創業82年を迎えた老舗ホテルで、県内で初めてオープンした観光ホテルとされています。

新型コロナの影響でおよそ1年半にわたり休館したあと復活に向けた改修工事が行われてきましたが、レストランが14日にリニューアルオープンするのを前に、関係者らおよそ60人が招かれ一足早く食を堪能しました。

中でも注目を集めたのがレストランから見える壁。ことし5月に改修された擁壁に使われているのは、火災で焼失した首里城正殿の階段や礎石だった石材です。

沖縄ホテル・宮里公宣支配人
「この取り組みが首里城の復興につながるのであれば、ぜひやっていこうということで、首里城が復興するまでの間、ここで首里城の存在を近くに感じて欲しいなと思います」

招待客は
「沖縄ホテルは歴史があるから、そういう取り組みをして再生して事業を活性化させていくという素晴らしい取り組みなんじゃないかと」

宿泊者だけでなく地域の人たちも利用できるレンタルキッチンも設けられた沖縄ホテルのレストラン「くがにテラス」は新たな地域の憩いの場となりそうです。