首里城正殿再建工事の見学施設を岸田総理が26日視察し、観光業界と意見を交わしました。
26日午前、見学施設の公開に合わせて首里城を訪れた岸田総理は、現場を取り仕切る山本総棟梁の説明を受けながら工事の進捗状況を確認し、「期待しています」とエールを送りました。
その後、県内観光業界との懇談会に参加し、受け入れのキャパシティを超えて観光客が訪れる「オーバーツーリズム」などの課題解決に向けて意見を交わしました。
(岸田総理)「(沖縄観光の)可能性を追求する上においても今日指摘された様々な課題について、丁寧に取り組んでいかなければいけないと感じた」
この後、普天間基地の辺野古移設をめぐる裁判で、県の敗訴が確定する見通しになったことについて報道陣に問われた総理は、明確な言及はせず「普天間基地の全面返還実現に全力を尽くす」などと述べるに留めました。