大型で非常に強い台風6号は、沖縄本島の全域を暴風域に巻き込みながら西寄りに進んでいます。

大型で非常に強い台風6号は1日午後10時現在那覇市の南南東の海上にあって、1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいます。

中心の気圧は930ヘクトパスカル中心付近の最大瞬間風速は70メートルとなっています。

現在、沖縄本島地方全域が暴風域に巻き込まれていて、1日午後7時50分ごろ南城市糸数で最大瞬間風速50.6メートルを観測しました。

夕方以降しだいに雨・風が強まった那覇市では、沖縄都市モノレール小禄駅前のタクシーのりばの屋根が強風で吹き飛ばされたり、高さ数メートルはある沖縄そば店の看板が支柱ごと折れるなど被害が広がっています。

また沖縄電力によりますと県内では1日午後10時現在、全世帯の4分の1を超える17万2千戸あまりが停電するなど影響が広がっています。

台風は今後も西寄りに進み非常に強い勢力を保ったまま本島地方に接近し2日明け方から昼前にかけて、先島諸島には2日夕方から3日にかけて最も近づく見込みです。

満潮からおよそ40分が過ぎた那覇市では遊歩道に海水が入ってくる様子も確認されました。


台風の接近と大潮の時期が重なっているため引き続き、高波や高潮にも厳重な警戒が必要です。