糸満市の沖合にある無人島で不発弾およそ580発がみつかり、自衛隊が3日間にわたる回収作業を終えました。
陸上自衛隊などによると、糸満市西崎町からおよそ1キロの沖合にある無人島「岡波島(おかはじま)」で戦時中に使われたアメリカ製のりゅう弾など不発弾およそ580発がみつかりました。
陸上自衛隊と海上自衛隊の不発弾処理を担当する部隊が5日からボートで島と港を往復し回収作業にあたっていて、作業3日目となる7日、およそ160発を島から運び出し全ての回収を終えました。

回収した不発弾は本島内の保管施設に移され今後、処理される予定です。
地元の漁業者によると戦後、周辺に散乱していた不発弾の火薬などを使った漁が行われていたことから島に大量の弾が集められた可能性があるということです。
県によると県内には戦後78年が経った今もおよそ1900トンの不発弾が残されていると推定されています。