琉球大学医学部の後援会の事務職員が会費など3400万円あまりを横領していたことが分かりました。

琉球大学医学部医学科の後援会は、学生の保護者から集めた会費や寄付金を元に学生の国家試験対策などを支援している任意団体です。


後援会によりますと、会の銀行口座などを管理していた事務職員の女性が少なくとも25年前から会費の一部など総額3400万円あまりを横領していたことが明らかになりました。

去年5月、十分な決算の報告がないと会員から指摘を受け、会が調査を始めたところ、事務職員が横領を自白したということです。

後援会では事務職員を刑事告訴するとともに、民事で損害賠償を求める方針です。

横領が発覚した事務職員は会費の管理などを30年近くひとりで担当していたということで、後援会では現金の取り扱いをやめるなど管理体制を強化して再発防止に努めたいとしています。