本来お目当ての魚は別の種類だったが…
その舞台は…色とりどりの魚が並ぶ那覇市泊の魚市場「いゆまち」。去年8月、この市場で他の魚とともに「セット売り」されていた魚が、魚類研究の世界を震撼させました。
研究室の学生が市場で見つけたのは、グルクン(標準和名:タカサゴ)に似た見た目の「ハワイチビキ」という魚でした。これを調べるため、セットの魚たちも一緒に買うことに。
琉球大学理学部海洋自然科学科 小枝圭太 助教:
「本当はハワイチビキだけが欲しいんだけど、セットになっている6、7匹の魚がいくつかあった」
研究室の学生が購入した魚の中に、ひっそり隠れるように入っていたのが、鮮やかな赤い色をした、立派なひげのオジサン。オジサンを研究している篠田さんに写真を送ると、篠田さんの手が止まりました。
篠田さん:
「標本にしている途中の写真が送られてきて、これ、あいつじゃないかと」
なんと、1993年にマリアナ諸島で発見されて以来、30年以上誰も出会えていなかった超激レア種だったのです。他のオジサンとの一番の違いは、背中に入ったピンク色のラインでした。








