進む日米の “防衛一体化”

そして、進んでいるのが日米の一体化です。

第3海兵遠征軍司令官(取材当時)ロジャー・ターナー中将:
「レゾリュート・ドラゴン26(※日米合同訓練)では、日米による兵站へいたん能力や長距離の航空補給能力を効果的に検証することができた。さらに、広大な地域にわたって部隊や装備、そして人命救助に必要な物資を比類ない速さで維持・輸送・展開できる能力を備えていることも実証した」

今年で6回目となった日米共同訓練「レゾリュートドラゴン」。これまで米軍の ”空白地” とされていた宮古島で、米軍が初めて訓練を実施。安定的な展開のために、日米が協力するケースが定番となりつつあります。

一方で、地元への説明のあり方をめぐっては、たびたび問題になっています。

今年の訓練に至っては、「兵器の使用はなく災害訓練のみ」と国から説明されていたにも関わらず、フタを開けてみれば、民間の空港や港湾、さらに日米の基地を使って装備が展開されました。

防衛省関係者は、「地ならし」だったと明かしています。

さらに先月。那覇空港でスクランブル発進した空自機が、着陸時に滑走路上で動けなくなる事故が発生。離着陸40便が遅延・欠航し、少なくとも7000人以上に影響が出たとされ、県や那覇市は再発防止の徹底を求めました。

南西防衛をめぐり、民間の空港や港湾の使用を拡大させたい政府。その一方で、安全性や県民生活への影響が改めて浮き彫りになりました。