子どもにとっては、楽しい夏休み。
しかし、親にとっては悩ましい時期です。
給食がなく、物価高も重なり毎日の昼食づくりに悩む家庭も少なくありません。
▼子連れの母
「やっぱり給食がないと、かなり困っていて」
「そんなにお金もかけられないから、あまり栄養的には良くないかなと思いながらも、とりあえず麺だけで済ませたりとか」
▼子連れの母
「お昼ご飯準備するのすごく大変で。仕事もあるので、学童で注文してます」
――お金もかかるのでは……
「そうですね。物価高もあるので、やっぱり注文する値段も上がっているけどそれよりも時間が大切なので注文しています」
こうした負担を減らそうと始まったのが「ゆいまーるスマイルフェス」です。
夏休みのおよそ30日間、那覇市など4つの市と町で、1日1000食・合計3万食のランチを無料で提供。
企業やフードバンクからの協賛に加え、地元の行政や福祉団体も連携した取り組みです。
調理はエリアごとに分担。
那覇エリアではこの日、2か所分をまとめて作ります。
腕を振るうのは、プロジェクトを主催する「こども食堂スマイル」の責任者・熊本憲正さんです。
▼こども食堂スマイル責任者 熊本憲正さん
「平日は毎日作っていますね。(那覇市で)大体400から500食くらい作っています」
――毎日400から500食?
「はい!」
美味しさへのひと手間も、惜しみません。
▼こども食堂スマイル責任者 熊本憲正さん
「これは1回湯がいているんで。一緒にやったら形が崩れるって教えてもらった」
飲食店を営む地域の人もボランティアで参加。
厨房を支えます。
▼飲食店を営むボランティアの女性
「やっぱり料理人としては美味しいって顔が見れたら一気に疲れが飛ぶので」
出来上がった料理はすぐさま会場へ。
到着すると急ピッチで準備に取り掛かります。
高校生ボランティアの力も加わり、受け入れ態勢が整うと……開始時間と共に子どもや親子連れが続々とやってきました。
メニューは日替わり。
この日はごはんにかけて食べる「そぼろ入りの具だくさんシチュー」です。
―お味は?
女の子「美味しい」
男の子「美味しいです」
毎日来ているという子どもたちも。
▼小学生の女の子
「楽しくてごはんが美味しい」
「友達がいっぱいくるから。友達とあまりご飯食べたことない。給食でしかない食べたことないから触れ合えていいなと思う」
支援は食だけに留まりません。
母親の居場所づくりの活動を行う安座間さゆりさんは、親たちの相談相手としても寄り添います。
▼母親の居場所作りの活動を行う 安座間さゆりさん
「私自身も6人の子どもがいるので」
「地域の子どもたちをみんなで見ることができるっていうつながりを作りたくて」「何かあったときにお守りにしてもらえるように。子どもたちにとってもママにとってもお守りになってくれたらいいなって思ってます」
▼4人の子を育てる母
「子どもが多くて、もうずっと夏休み中キッチンに立ちっぱなしっていうのが大変だった。輪投げとか、いろいろゲームやってくれるので、子どもたちは『今日も行こう』と言ってくれて。それで、じゃあ行こうかって感じで。子どもたちのリフレッシュにもなっています」
子どもから大人まで、みんなが利用できる。
誰もがふらっと立ち寄れることが、誰も孤立させない居場所づくりにつながっています。
▼母親の居場所作りの活動を行う 安座間さゆりさん
「ひとり親とか多子世帯とか全く関係なく、子どもも大人1人で来る方もたくさんいるので。本当にみんながつながる場所として捉えてもらって、たくさんの方に来ていただけたらなと思います」
▼こども食堂スマイル 熊本憲正さん
「地域の子どもを地域の大人が見るっていう、昔ながらの素晴らしい『ゆいまーる』ができればなと思って」
「簡単に気楽に立ち寄れる場所(ハブ)をいっぱい作ることによって、安心・安全な地域福祉ができるんじゃないかと考えています」
「ゆいまーるスマイルフェス」は8月25日までの平日正午から午後2時まで開催されています。








