17日から浦添市美術館で始まった『透明標本』展。魚や爬虫類などさまざまな生き物が、透明な標本となって展示されています。
この透明骨格標本は、小さな生き物の骨格を研究するためにできた技法で、生き物の肉質を透明にし、硬い骨は赤く、やわらかい骨は青く染められます。展示された標本をよく見ると、髪の毛よりも細い骨1本1本がくっきりと見えます。
制作したのは透明標本作家の冨田伊織さん。展示されている500点以上の作品は、すべて冨田さんの手によるもので、一つの作品が完成するまでに、膨大な時間が費やされています。
透明標本作家・冨田伊織さん:
「だいたいメダカとかスク(和名:アイゴ)くらいの大きさで、約半年くらい。そして、10センチ、20センチ、展覧会場にあるようなちょっと大きめのものだと、だいたい1年から2年くらいです。長い時間をかけてゆっくり作るような作品になります」
会場では、標本ができるまでの過程や生き物の骨格について学べるほか、ライトアップされた展示もあり、さまざまな方法で透明標本の世界観が表現されています。
冨田さん:
「生きている姿とは違った表情を見せてくれるという瞬間が(透明標本には)たくさんある。生きている時はこういう姿をしているけれど、透明標本にしても綺麗だな、やっぱり生き物って美しいんだなと感じていただければ嬉しいです」
冨田伊織新世界『透明標本』展は9月6日(日)まで開かれています。








