Q(安保関連3文書など)状況が変わってくる中で、民意を問う考えは?
中山市長「いや、全くありません。元々言っていましたように、国の専管事項を1地方自治体が住民投票でやるやらないを決めることは相応しくない。議会が否決したので(住民投票は)実施できないということなので、それを住民のみなさんはそれでも市長が実施しなさいということなので、それは法律の範疇を超えますので」
所定の手続きを踏んだうえで、住民投票は実施できないと話す中山市長。野党会長の花谷史郎市議は、議会の姿勢に問題があると指摘します。

野党会長 花谷史郎市議「市長という権力者に対して権力を監視するというのが議会のはずなんですよ。1万4千筆あまりの、市長を輩出できるような数の署名数がありながら、本来市民側に立っているはずの議会がそれを否定するという構図自体があってはならない」
市長の得票数に匹敵する数の署名を集めたにもかかわらず、議会で否決され、司法の判断を仰ぐことになった石垣市の住民投票。那覇市で行われたシンポジウムでは、沖縄本島に住む人たちを前に、原告の思いが溢れます。
原告 川満起史さん「きょうの裁判で金城龍太郎が意見陳述をした際に、裁判官に堂々と『私たちは諦めていない』と述べてくれました」
那覇市在住の参加者「住んでいる人間が自分たちのところに関して知りたいとか意見を出したいというので、私は那覇市民でただの看護師ですけど、とても自分にもつながる問題だなと」
石垣市出身の参加者「島の人たちがこうやって頑張っているにも関わらず何度も裏切られる。地元の人たちの気持ちを考えたら自分も同じようにつらい」
様々な立場の人の思いが託された今回の裁判。金城さんは違法であると認めさせるための証言が集まっているといいます。