今年2月、宜野湾市のマンホールから白い泡が確認された問題で、市民団体が採取した試料を専門家が調査したところ、1グラム当たり23.4ナノグラムと1.23ナノグラムのPFASが検出されたことが分かりました。

今年2月、宜野湾市大山と伊佐の境目にあり、普天間基地と公共下水道につながる2か所のマンホールから白い泡が確認されました。

人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物=PFASの問題に取り組む「宜野湾ちゅら水会」のメンバーは、宜野湾市伊佐の空き地近くのマンホールから泡が消えた後に残った白い粉を試料として採取し、専門家に調査を依頼していました。

京都府立大学食環境安全性学研究室の原田浩二教授が、市民団体が採取した試料、約77.3ミリグラムを調べたところ、PFOSが1グラム当たり23.4ナノグラム、PFOAが1.23ナノグラム検出されたということです。

原田教授は、「泡の体積やその時の下水の濃度への換算はできない」としつつも「泡にある程度のPFASが含まれていたことは確か」との見解を示しています。

「宜野湾ちゅら水会」の照屋正史事務局長は、県が2020年に実施した普天間基地内での土壌調査でもPFOSとPFOAの合計値で、1グラム当たり29ナノグラムと今回と同等のPFASが検出されていたことに触れ、「土壌と白い粉では、一概には比較できないが、PFASが検出されたのは事実。立ち入り調査をもって原因を調べてほしい」とコメントしています。

この問題をめぐっては、宜野湾市も2か所のマンホールから水を採取し調査を行っていて、1リットルあたりに含まれるPFOSとPFOAの合計値は、宜野湾市大山が17ナノグラム、上流の宜野湾市伊佐が19ナノグラムで、いずれの地点も国の指針値である50ナノグラム以下を下回っています。