事故で「水中翼」破損か

今回の事故でオ社は、「つむぎ」が水中翼を海に下ろした際に浅瀬に接触したと説明しています。「つむぎ」の航行方法を見ていきます。(出典:オ社HP)

低速航行中や係留中には、前方の水中翼が水面上で待機

(1)艇走

低速航行中や係留中には、前方の水中翼が水面上で待機しています。

船体全体が浮き上がり水中翼の揚力だけで滑るように前進

(2)翼走

船体全体が浮き上がり水中翼の揚力だけで滑るように前進します。

加速を続けて所定の速度に達すると、 船体が水面から離れて浮上

(3)離水

加速を続けて所定の速度に達すると、 船体が水面から離れて浮上します。

加速し、船体が浮上して航走する「つむぎ」

加速すると船体は浮上しますが、海中では水中翼が船を支えます。

HPで紹介されている基本性能によると、水中翼を上げ、船底全体が海に接しているときの喫水は、満載時で約2.2メートル、一方、水中翼を下げた状態での満載喫水は約5.4メートルとされていて、3.2メートルも変化します。

2日は風の影響もあり、予定航路から30メートル離れたところでこの水中翼が浅瀬と接触したということですが、出港後に喫水が大きく変わる船の操船には熟練も必要となりそうです。